「瓔珞」刺繍篇
「瓔珞」刺繍篇

「瓔珞」刺繍篇

中国ドラマ「瓔珞」の衣装にほどこされている刺繍について

今年の春に再放送されていた「yingluo~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」が、先週月曜日15時29分から再々々放送されています。日本で何回目の放送されたのか、定かではありません。無料放送では再々々放送。何度も放送が繰り返されているというのは、面白いドラマだからでしょう。
復讐・恋愛・お妃同士のドロドロの権力抗争…と書いていけば、ありきたりな印象を受けるかもしれません。このようなドラマによくあるのは、主人公はイジメ等に立ち向かうために皇帝の寵愛を得ようとします。でもこのドラマの主人公・魏瓔珞は皇帝にまったく媚びません。口のみで対抗します。ああ言えばこう言う、みたい感じです。中国語のドラマのタイトルは、「延嬉攻略」です。「攻略」はそのまま日本と同じ意味です。
ドラマはナレーションなし・説明なしで進んでいくので、視聴者も謎ときをさせられる感じでしょうか。伏線を数話後に回収したり、でも説明っぽいセリフもなく回想シーンもありません。
物語は、主人公の女性が(後宮の刺繍専門部門)に配属されるところから始まります。シーンの中で繍坊がとても忙しい部署だと描かれます。1話では「へえ忙しいのね」くらいの感想でした。しかし、どんどん話数がすすみ繍坊を出て、身分の高い人達とも関わっていきます。たくさんの登場人物のすべての衣装に刺繍がしてあり、とても豪華なのがわかってきます。
豪華な刺繍がほどこされた衣装
総制作費48億円!
200以上のセットを新たに建設し、小道具も本物を揃えて清朝の華麗な宮廷を忠実に再現。 皇帝や妃嬪たちの衣装も、蘇州のつづれ織りをはじめ伝統工芸の刺繍や手織りの技を使って一つ一つ職人が手作業で制作した。という謳い文句で宣伝されていましたが、おおげさでは?と思いました?手作業?って本当?
本当です。明日7話が放送されるので、一度見てみてください。プリントされた生地でできた衣装ではないことはすぐにわかります。
例えば、この衣装
袖口のアップがこちら
ハンドメイドですよね。たくさんの登場人物の衣装に妥協はありそうにないです。
女官の衣装
身分の低い女官の衣装でさえ、ポイント刺繍があるように見えます。そして1話の事を思い出して、「そりゃ刺繍部門、忙しいわ」と納得しました。衣装を見るだけでも目の保養になりますよ。
「2018年世界で最もググられたドラマ」らしいです。中国国内からGoogleにアクセスできないので、中国以外の地域から、Googleで検索されたドラマNo.1だという事です。すごいねえ。
見たくなった人いますか?日本語の字幕付きは、YouTubeで1話だけ無料で見れます。
有料でよければ、amazonプライムとか、DTVとか、ひかりTVとかでも見れるみたいです。